盗聴器の発見
「盗聴・盗撮」なんて自分たちには関係ないと思われている方が、大勢いらっしゃると思いますが、それは大きな間違いです。盗聴器・盗撮器の販売個数は、年間30万個以上とも言われています。
それに伴い盗聴・盗撮犯罪は年々増加の一途を辿っています。
盗聴は、産業スパイや映画・小説だけの話しだと考えがちですが、実際には盗聴器・盗撮器ともに、一般のご家庭に取り付けられているのが半数を占めています。
あなたのプライバシーを守る為にも、盗聴器・盗撮器併せてご相談、ご確認されることをお勧めいたします。
盗聴・盗撮の可能性。思い当たりませんか?
- 誰かに見られているような気がする。
- 最近いたずら電話が頻繁にかかってくる様になった。
- 電話中やテレビを見ている時に、雑音やノイズが入る。
- 最近引越しをしてきた。
- 照明器具は前から取り付けられていたものである。
- 鍵を引越ししてきた時のまま使用している。
- 泥棒に入られたことがある。
- 自分しか知りえない事を、第三者が知っている。
- 家(部屋)の近くに不審な人や車を見かける様になった。
- 金銭や人間関係でトラブルを抱えている。
複数、思い当たる方は盗聴・盗撮されている可能性があります。このような事からストーカーや他の犯罪に発展する場合もありますので、少しでもおかしいと感じたら、早急にご相談ください。
様々な種類の盗聴器
現代では、様々な種類の盗聴器・盗撮器が販売されています。
さらに無線機器も増えており、その危険度も増すばかり・・・。一例をご紹介ささせていただきますので、ぜひご確認ください。
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01.コンセント型盗聴器
壁のコンセント・三角タップ型(電源が絶えず供給されますので半永久的に送信されます)
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02.電卓・リモコン・ボールペン型盗聴器
計算機やテレビのリモコンなど(電池から電源が供給されます)
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03.家電内蔵型盗聴器
贈り物などの電気製品に仕込みます(コンセントを差し込んだ途端に電源が供給されます)
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04.飾り内蔵型盗聴器
置物や飾り物(容量が大きい電池が入れられます)
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05.特殊盗聴器
天井裏の電話線や外部の電話ローゼット(電源がありますので半永久的に送信します)
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06.コンクリートマイク
数十センチのコンクリート壁を通して音を拾える代物で、本来の使用目的は水道管や壁に埋設されている配管の点検に使います。
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07.コードレス電話
これ自体は盗聴器ではありませんが、子機と親機を繋いでいるのは電波である為、広帯域受信機で聞くことができてしまいます。
メーカーは対策として秘話装置付きとして出荷していますが、受信機側も対策されています。
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08.発光ダイオード
電気製品のパイロットランプや懐中電灯の豆電球の代わりに使われている物です。
1秒間に数千回の点滅を繰り返している物で、情報伝達で身近なのはテレビのリモコンです。通信距離については障害物があれば役に立ちませんが、発光ダイオードが発する光は赤外線ですから目では見えませんし、電波を発しませんから発見器も反応しません。
目に見える向いのマンションなどでは危険な盗聴器です。(但し、現在は実用化されてはいませんが研究はされていると聞いています)
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09.無線LAN
これもコードレス電話と同じで盗聴器ではありませんが、無線には変わりなく、障害物を通り抜け数十メートルも飛んでいます。
電波ですのでアンテナを用意すれば受信できます。セキュリティ対策の設定をしていなければ、「私のパソコンの中をどうぞ見てください」と言っているようなものです。
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10.ベビーモニター
お母さんが別室いる赤ちゃんの様子を聞く物です。受信機を持って家の近くまで行けば家族の会話は筒抜けです。
内容によっては恐喝のネタや空き巣のきっかけになりかねません、障害物がないところならば、100メートルも電波は飛んでいます。
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11.携帯電話(デジタル盗聴器)
電波発信式盗聴器の欠点は100メートル内外まで接近しなければ聞けないという事です。
それを解決したのが(しなくても良かったのですが)、携帯電話なのです。盗聴したい先に設定をした携帯電話PHSを隠して置き、後は聞きたい時に電話をするだけです。
音も光も発せずに目を覚ました携帯電話は盗聴を開始、部屋の物音会話は筒抜けになるのです。しかも、携帯電話が使えるところならどんなに離れていても聞けるのです。
盗聴器発見依頼
「盗聴されているのでは?」と調査を依頼する時は、周りの人に極力相談しないでください。
できれば、誰にも言わない。何故なら、盗聴器を仕掛けているのは身近にいる人達の可能性が高いのですから・・・。彼氏・友人・親子・兄弟。会社なら、上司・同僚・部下です。
えっ、と思われるかもしれませんが全くの他人が仕掛けるケースは少ないのです。もし相談した人が、仕掛けた本人ならば「止めときな」「高いんじゃないの」と言われるのが当然ですし、依頼したと話せば調査前に外され、調査が終わってからまた仕掛けられます。これでは何回調査しても見つかりませんし、犯人も判りません。
弊社への連絡ですが、盗聴されているかも知れない部屋から電話してくるなんてもってのほかです。絶対に止めてください。公衆電話・携帯電話で関係のない所からかけ、更に気を付けるのであれば、口の動きを読まれないように、壁に向かって話すことをお勧めします。調査時にご協力ください。
調査中電話回線は通話状態にしてください、通話状態でなければ盗聴器が電波を発信しないからです。
次に、CDやラジオなど音の鳴る物を用意してください、盗聴器が反応して仕掛けてある場所を知らせてくれます。
盗聴器(盗撮器)が見つかったら
発見時のことを考えご依頼者さまが事前に決めておいてください。
警察に通報するか、弊社で写真撮影の後に回収・保管をする。また、仕掛けた相手を突き止める調査(別途料金)に切替える。ご依頼者さまごとにケースは違いますので、予め心構えをしておいてください。
調査事例
ある女性から電話があり「中傷文が送られてきた。」内容は本人しか知らない内容ばかり・・・。
盗聴の可能性が有り女性のマンションを調べてみることになった。
解決方法
しかし、いくら捜しても盗聴器は見つからない。
外はいつのまにか暗くなってきた。女性が部屋の電気をつけた瞬間、電界強度計の針が振れる。何かの電波をキャッチしたのだ。室内盗聴の危険が高まっている為、慎重に音を殺しながら室内の調査を行う。
数分の後、寝室から盗聴器が発見される。盗聴器は男友達からプレゼントされたぬいぐるみの中に入っており、それも最新式の携帯電話型盗聴器で、いつでも好きな時に盗聴できる代物だった。
室内の明かりが灯った為、犯人は対象が帰宅したとでも思ったのだろう。それでスイッチを入れたのだ。その後ご依頼者様との協議の上、警察に被害届けを提出し、無事解決の運びとなった。